- レゴ収納法は色々あるけど、結局どれがいいの?
- パーツごとに分類する収納って、子どもには厳しくない?
レゴの収納方法を色々と調べたけど、結局どの収納が良いのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
私は前職でレゴを使った大手ロボットプログラミング教室に5年以上勤め、幼稚園児〜高校生のべ300人以上のお子様と関わってきました。また、WROというレゴを使った大会では、全国4位にまで生徒を導いた実績があります。
また、毎日教室でレゴの整理をしていた経験がありますので、今回は大人から子供まで自分に合ったピッタリの収納方法をお伝えします。
この記事を読めば、レゴの収納方法に悩むことはありません。
それでは詳しく見ていきましょう。
最適なレゴ収納方法とは
レゴ収納方法で、大事なことは以下の3つです。
しかしこれらの要素はトレードオフの関係であるため、全ての項目が高い収納方法はありません。
そこで、パーツの持っている量や年齢ごとに、これらのバランスを調整する必要があります。
次のセクションからは、3パターンに分けてオススメの収納方法を解説していきたいと思います。
小学高学年~大人まで、万人におすすめ『分類収納』
分類収納とは
その名の通り、パーツを分類して収納する方法で、王道の収納方法です。
小学生から大人まで、多くの人にオススメできる収納方法になります。
パーツを分類して収納するため、パーツの見つけやすさは他のどの収納方法よりも優れています。
一方で他の収納方法に比べると、片付けに多少の時間がかかってしまうのがネックです。
そこで、それを少しでも緩和するために、とりあえずパーツを入れておく箱「一時収納BOX」を用意しておくことをオススメしています。
この「一時収納BOX」は普段のパーツを片付けの時にとりあえずパーツを入れる箱であり、ある程度たまったタイミングでパーツを分類するようにします。
もちろん、時間に余裕があるときなどは、「一時収納BOX」を使わず、直接パーツを分類して収納するのもOKです。
これを図で表すとこんな感じです。
この「一時収納BOX」の考え方は、服を洗濯することと同じです。服って1枚1枚洗わずにある程度溜めてから洗濯しますよね。それはまとめて洗濯するほうが効率的だからです。
どんな分類をすればいい?
分類収納と言われても皆さんの中には、「どういう分類をすればいいの?」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言いますと、「薄いパーツ」と「それ以外」のパーツに分けるところから始めるのをオススメしています。
大前提として、最適な分類方法は人によって違います。ですので、試行錯誤しながら自分に合った分類の方法を見つけていく必要があります。
その出発点として、まずは冒頭でお伝えしましたように「薄いパーツ」と「それ以外」の2種類に分けることから始めるのが良いです。
詳しくはまた別の記事で解説したいと思います。
分類収納にオススメの収納グッズ
ここでは分類収納にオススメの収納グッズを解説すると同時に、オススメの「一時収納BOX」も軽く解説しておきます。
オススメの分類収納用ケース
圧倒的にオススメできるのが、ニトリの「レターケース9個引き出し (オールホワイト) 」です。
こちらはレゴガチ勢の方がよく使っています。
レゴパーツを分類して収納するなら、これ以上にオススメできるケースはないと言っても過言ではないでしょう。それくらい、非常に優秀な収納ケースです。
使い勝手が良いのはもちろん、レターケース自体を重ねることで、収納スペースを拡張しやすい点は非常に優れていると言えます。
ただし、唯一の欠点を上げるとすれば、持ち運びできないというところです。
当たり前ですが、こちらのケースは設置型のため、レゴを作る作業場近くにこのケースを設置する必要があります。スペースなどの問題でレゴを作る場所の近くに設置できない場合は、持ち運びできる工具箱などがおすすめです。
具体的にはJEJアステージの『工具ケース(PS-400)』がオススメで、私が教室運営をしていた際に実際に使っていました。
こちらのケースは、ケース容量が大きいため収納できるパーツの量が多く、また大きいパーツも十分に収納することができます。
それでいて、持ち手があるので持ち運びしやすく、縦向きに収納することも可能なので場所を選びません。
オススメの一時収納BOX
正直なところ、一時収納BOXについては基本的にどんな箱でもOKです。
あえてオススメを言うなら、JEJアステージの『NCボックス #7』です。
こちらはケースの高さが11cmと深すぎないため、パーツが取り出しやすいのがとても良いです。あと、価格が安い点もよいですね。
小学校低学年以下にオススメ『ひとまとめ収納』
ひとまとめ収納とは
「遊ぶ場所(プレイスペース)」と「収納」をひとまとめにすることで、片付けの手間を極限まで減らした収納方法です。
対象としては、小学校低学年以下の子どもにオススメの収納方法になります。
ひとまとめ収納は、専用の収納グッズを使うことで、「遊ぶ場所(プレイスペース)」と「収納」をひとまとめにすることができるようになるため、他の収納方法よりも圧倒的に片付けが楽です。(専用の収納グッズについては後程解説します)
また、この収納方法は子供の「集中力」と「発想力」を育む助けになる側面も実はあります。というのも、片付けの手間が極限まで減らされているがゆえに、パーツは常に分類されていない状態です。
そのため、何か作る際には、たくさんのパーツの中から必要なパーツを探し出すことになるため、結果的に遊びを通して自然と集中する感覚が身に付いていくことになります。これはジグソーパズルをイメージしてもらうと、わかりやすいのではないかと思います。
また、「発想力」についても同様のことが言えます。
「机が散らかっている方が創造性が高まる」という話を聞いたことはないでしょうか。パーツが分類されていないというのは、まさに机が散らかっているのと似たような状態と言えます。
そのため、パーツを探す中で「このパーツとこのパーツ組み合わせたら、こんなものができるかも!」とアイデアがわいてきたりします。講師として子どもたちとかかわってきた身としても、そういった場面はよく見てきました。
なお、この発想力に関してもっと詳しく知りたいという方は、オリ・ブラフマンの『ひらめきはカオスから生まれる』をぜひ読んでみてください。
ということで、「ひとまとめ収納」は片付けが楽になることに加え、「集中力」と「発想力」を育む助けになります。
ひとまとめ収納にオススメの収納グッズ
ひとまとめ収納で最もオススメなのが、Play&Go(プレイアンドゴー)の『プレイマット&収納バッグ』です。
プレイマットと収納が一体化した商品であり、収納のときは端にあるヒモを引っ張るだけで巾着袋のように片付けることができます。
一方で、遊ぶ準備はその逆で巾着型の収納マットを展開するだけなので、準備と片付けが共に5秒でできる優れものです。
また、柄も可愛いらしいものからシックなものまでバリエーションが豊富なため、どんな部屋にでも合わせることができます。
他の選択肢としては、キッズプレイテーブルなんかもオススメではあります。
ただし、お値段が高いのと、設置にはある程度のスペースが必要なので、全員にはオススメできないです。
パーツが少ない大人にオススメ『シンプル収納』
シンプル収納とは
シンプル収納はその名の通り、シンプルにパーツを箱に収納する方法です。
「大人になってちょっとレゴをやってみたライトユーザー」や「組み立てたレゴを分解せずあまりのパーツだけがたまっている人」など、持っているパーツが少ない大人向けの収納方法になります。
※「パーツが少ない」の目安としては、2リットルバケツ以下のパーツ量
持っているパーツが少ないということを前提としているため、パーツ量が多い場合にはこの方法はオススメできません。
見た目のスッキリ度はピカイチで、片付けも楽です。収納に使う箱次第でいくらでもオシャレにできるのも特徴です。
シンプル収納にオススメの収納グッズ
シンプル収納で最もオススメなのが、IKEA(イケア)の『BYGGLEK(ビッグレク)35x26x12 cm』です。
オススメの理由は以下の通り
IKEA(イケア)のBYGGLEK(ビッグレク)は箱のフタ部分が、レゴの土台(基礎板)のようになっているのが特徴です。
そのため、フタ部分を飾る場所として活用することができ、これ一つでレゴの収納から飾ることまでできてしまいます。
大きさは3種類ありますが、パーツ収納を前提としているので、一番大きい「35x26x12cm」のものが良いでしょう。
とはいえ、「レゴを飾るスペースが別にある人」や「そもそも飾らない人」であれば、単にフタができる箱を用意するだけでよいです。
その場合、オシャレさはありませんが、JEJアステージの『NCボックス #7』なんかは深さがちょうどよく使いやすいです。
他の候補としては、ユーハイムの『テーゲベック(SS)36 ビスケット クッキー缶』なんかもオススメです。
こちらはクッキー缶にしてはめずらしく重ねることができ、見た目もオシャレです。もちろん深さもちょうどよく、使い勝手もバッチリです。
まとめ
今回は、オススメの収納方法について3つご紹介しました。
世の中には色々な収納方法を解説していますが、最終的には上記パターンのどれかに集約されます。
ご自身に合った収納方法で、レゴを片付けてみてください。
この他にも有益な情報を発信しておりますので、どうぞご覧ください。