ご家庭でのタイピングの教え方。実はほとんど教えなくても大丈夫!元講師が徹底解説。

2人並んでタイピング
  • タッチタイピングを子どもに教えようと思うけど、どうしたらいいかわからない。
  • そもそも、タッチタイピングを家で教えることはできるの?

将来のことを考えて、子どもにタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになってほしいと考えている親御さんは多いでしょう。

しかしそれをご家庭で教えるとなると、何をどうやって教えていけばよいかわからないというのが実状ではないでしょうか。

私は前職でレゴを使った大手ロボットプログラミング教室に5年以上勤め、幼稚園児〜高校生のべ300人以上のお子様と関わってきました。

毎日教室でタイピングを教えてきた経験から、ご家庭でも子どもにタッチタイピングを身につけてもらうためのノウハウをお伝えできます。

この記事を読めば、ご家庭でも子どもにタッチタイピングを身につけてもらうことができるようになります

※本記事は小学生を想定して記載していますが、その他の年代にも適用出来る要素もあります。

この記事の結論

それでは詳しく見ていきましょう。

タッチタイピングを身につけて、意味はあるのか?

タッチタイピングを身につけることは、今の世の中はもちろん、これからの将来を見据えても非常に意味があると言えます。

タッチタイピングを身につけることで、文字の入力速度と正確性は必ず向上します。それにより、思考に集中できるようになるなどの副次的な効果もあります。

ただ、読者の中には、「AIの発展でタッチタイピングのスキルは不要になるのでは?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、不要なスキルには絶対になりません。なぜなら、タッチタイピングより優れた入力方式をつくることが不可能だからです。

詳しくは別の記事で解説しておりますので、よろしければご覧ください。

タッチタイピングを家で教えることはできるのか?

この記事を読んでいらっしゃるということは、ご家庭でタイピングを教えたいと考えてらっしゃることでしょう。

ロボットプログラミング教室を運営してきた立場からズバリ答えますと、タッチタイピングなら家で教えることができます

むしろ、タッチタイピングを身につけるのだけを目的にするのであれば、習いに行かせるよりもご家庭で教える方がよいでしょう。

ご家庭で教えるメリットを簡単に述べますと以下の通りです。

メリット
  • 親御さんの負担が少ない
  • 経済的負担が軽い
  • 家でも習わせても、身につく力は同じ

それぞれの内容の詳細については、また別記事で解説いたします。

家庭ではどうやって教えるの?

どうやって教えるの?

教え方は簡単。「市販のタイピングソフトを使う」、ただこれだけです。

親御さんが隣で教える必要はありません。全てタイピングソフトに任せてしまって大丈夫です!

タイピングソフトによって、教え方に多少の違いはありますが、簡単なタイピングから始めて、徐々に難易度が上がっていくというところはどれも同じです。

どれを使っても最終的にはタッチタイピングはきっちりと身につきます。

本当にタイピングソフトに任せてしまってもいいの?

タイピングソフトに任せてしまって大丈夫です。

ネットでタイピングのコツや教え方を調べると「あいうえお順で練習しましょう」や「声を出しながらやりましょう」など色々な教え方が出てくるかと思います。

もちろんこれをやってもよいですが、忙しい親御さんが隣でこれを指導するのは現実的に不可能でしょう

それにやったとしても、最終的に身につくタイピング技術についても差はありません。

せいぜい身につくまでの期間が多少短くなる程度でしょう。少なくとも習得期間が1ヶ月から1日になるなどの劇的な変化はありません。

ですので、教えるのはタイピングソフトに任せてしまいましょう。

オススメのタイピングソフト2選

最近のタイピングソフトは非常に優秀なので、ぶっちゃけどれを選んでもらっても基本的に大丈夫です

とはいえ、数多くあるタイピングソフトのうちから選ぶのは大変でしょうから、2種類紹介いたします。

最もオススメできるタイピングソフト

まずは私が講師をしていた頃、実際に親御さんからご質問を受けた際に、オススメしていたものを紹介いたします。

本にタイピングソフトが付いたタイプのもので、学研ホールディングスのGakken(旧:学研プラス)が発行している『小学生のためのタイピングスタディブック』がオススメです。

オススメする理由は以下の3つ

メリット
  • 教育業界大手が発行しており、クオリティが高い
  • タイピング以外の読み物としても充実
  • タイピングソフトの中では比較的安い

こちらは、本にタイピングソフトが付いたものになっております

まずは、何と言っても、教育業界大手「学研ホールディングス」の「Gakken(旧:学研プラス)」が発行元でありクオリティが高いです。

実際に私もタイピングソフトの方をやってみましたが、初めてのタイピング練習する人でもできるように、丁寧な難易度が設定されています。また、多くの子どもが楽しめるようなストーリーやキャッチーなキャラクターで構成されています。

また、本についても、メールの書き方やインターネットやSNSの注意点も書かれており、読み物として非常によいものになっています。

このようにクオリティが高い一方で、価格についてはそれほど高くない点も評価できます。大人向けのタイピングソフトは5,000円くらいする中、こちらは定価1,500円(税抜)になっております

なので、タイピングソフトをどれにしようかと迷っている人は、とりあえず『小学生のためのタイピングスタディブック』がオススメです。

キャラクター系のタイピングソフト

お子様が特定のアニメなどが好きであれば、キャラクター系のタイピングソフトを使うのも非常に有効です。

と言っても、キャラクターものできちんとしたタイピングソフトは意外に少なく、現在販売されているものでは、「名探偵コナン」と「呪術廻戦」くらいになります。

先ほどと比べると少し値段は高いですが、キャラクターが登場する分、お子様にとっては取っつきやすいのは非常にメリットと言えるでしょう。

まとめ

今回は子ども(小学校低学年以下)にタッチタイピングを身につけてもらうための方法についてお伝えしました。

この記事のまとめ

このように、ご家庭でもタイピングソフトを使えば、子どもにタイピングを身につけさせてあげることができます。よろしければ、実践してみてください。

この他にも有益な情報を発信しておりますので、どうぞご覧ください。

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