- レゴブロックってどうやって洗えばいいの?
- 洗濯機を使って洗う方法もあるけど、本当に大丈夫?
- 結局どんな洗い方が一番いいのか教えて!
レゴやデュプロを洗いたいけど、どうやって洗えばよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
私は前職でレゴを使った大手ロボットプログラミング教室に5年以上勤め、300人以上のお子様と関わり、WROというレゴを使った大会にて、全国4位にまで生徒を連れていった実績があります。
そんな私ですが、日常業務でたくさんのレゴを洗ってきた経験があります。
この記事を読めば、最適なレゴの洗い方を知ることができます。
それでは詳しく見ていきましょう。
レゴパーツ洗浄において重要な事は?
レゴパーツの洗浄において重要な事は次の3つになります。
- 洗浄力
- 手軽さ
- 1回あたりの量
「洗浄力」は、「しっかりと洗浄できる度合い」を示す指標です。
レゴには細かい造形のパーツがいくつもあります。細かい箇所も洗浄できるかが非常に重要です。
また、デュプロは、小さい子が舐めてしまう可能性があります。舐めてしまっても大丈夫なくらい、きっちりと洗浄できているかも重要となります。
「手軽さ」は、パーツを洗浄する際の「準備や片付けの労力が少なさ」を示す指標です。
パーツを洗浄する際に手間がかかるようでは、洗浄することそのものが面倒くさくなるでしょう。その結果、あまり洗浄しなくなっては意味がありません。
「1回あたりの量」は、「1回で洗えるパーツの量」を示す指標です。
一気に洗えるパーツの量が少なければ、その分時間がかかってしまいます。忙しい現代人にとっては、この指標も非常に重要です。
ということで次は具体的なレゴの洗い方について説明していきます。
【重要】最もオススメの洗い方は?
先に結論である最もオススメできる洗い方についてお伝えいたします。
哺乳瓶除菌液にひたす方法
- 洗浄力 ★★★★★(星5)
- 手軽さ ★★★★☆(星4)
- 1回あたりの量 ★★★★☆(星4)
- STEP1洗濯ネットにパーツを入れる
- STEP2バケツに水を張り、適量の哺乳瓶除菌液を入れる
- STEP3洗濯ネットに入れたパーツを除菌液につける
※つける時間は1時間程度
今まで色々な方法でレゴの洗浄をやってきましたが、これが1番オススメの方法と断言できます。
その理由としては、「洗浄力」「手軽さ」「1回あたりの量」、いずれの点数も高く、またデメリットがないからです。
もう少し詳しく解説していきます。
「洗浄力」ですが、これは抜群に高いです。
元々、赤ちゃんが口にするもの(哺乳瓶)を洗浄するためのものです。なので、洗浄力が弱いはずありません。また、洗浄液に浸すことでパーツの細かな部分も洗浄できる点も、素晴らしい点でしょう。
「手軽さ」については、とにかく準備が楽です。
なんと言っても、バケツの入った水に適量の除菌液を入れて浸すだけです。
さらに、除菌液に浸した後にすすぐ必要もありません。普通であれば何かしらの薬品を使った後はすすぐ必要があります。しかし、哺乳瓶の除菌液を使うことで、その必要性がなくなります。
このように非常に手間が少ないのが素晴らしいです。
最後に「1回あたりの量」ですが、こちらも十分な量を洗浄できます。パーツの洗浄はバケツを使いますが、1回当たりの量はこのバケツに入る量となります。
ですので、大きなバケツを使えば、その分だけ、「1回あたりの量」を増やすことができます。
そして、実はデメリットが一つもありません。
他の洗浄方法であれば、費用が高くつくなどの何かしらのデメリットがあります。しかしこの方法は特筆すべきデメリットがないため、万人お勧めできます。
このように「洗浄力」「手軽さ」「1回あたりの量」いずれも高評価であり、デメリットもないため、私の中ではこれが最もオススメの方法になります。
なお、哺乳瓶の除菌液はプラスチックに対応しているものを使いましょう。ちなみに私が普段使っているバケツと哺乳瓶の洗浄液はこちらです。
他の洗い方にはどんなものがある?
先程、最もオススメの方法である『哺乳瓶除菌液にひたす』方法を解説しました。
しかし、読者の中には「実はもっと良い方法があるんじゃない?」と思われた方もいらっしゃると思います。
そこで、私の知る別のレゴパーツの洗浄法についても解説しておきます。
全て私が実践した経験での評価となりますので、参考にしていただければと思います。
洗濯機で洗う方法
- 洗浄力 ★★★★★(星5)
- 手軽さ ★★★★☆(星4)
- 1回あたりの量 ★★★★★(星5)
- STEP1パーツを洗濯ネットに入れる
- STEP2洗濯ネットに入れたパーツを洗濯機にいれる
- STEP3洗濯用洗剤を入れて洗う
洗濯機を使って洗う方法です。この方法は「洗浄力」「手軽さ」「1回あたりの量」、いずれも高評価になります。
しかし、あまりにもデメリットが大きいのでオススメできません。
まずデメリットの1つとして、パーツが傷ついたり破損したりする可能性があります。
特に以下のようなパーツは要注意です。
パーツの種類 | デメリット |
---|---|
細いパーツ・古いパーツ | 破損する可能性あり |
透明のパーツ | 細かいキズにより、曇る可能性あり |
金色や銀色のパーツ | 色がはげる可能性あり |
ちなみに私の場合は見事にパーツの一部が折れました。
おそらく「古いパーツだったので少し劣化していたこと」、「細いパーツのため、破損しやすい形状であったこと」が重なり、破損につながったのだと思います。
このように実際に破損する可能性があるので、オススメできません。
次のデメリットは、「水を大量に使うので無駄なお金がかかる」点です。
一般的な家庭用洗濯機は、1回当たり数十リットルの水を使います。業者のように大量のレゴがあるならまだしも、家庭には数十リットルも水を使うほどのパーツはまずないでしょう。
なので、洗濯機を使うとたくさんの水を使うことになり、無駄に水道代がかかってしまいます。
このようなデメリットがあることから、最初に述べた哺乳瓶除菌液にひたす方法が圧倒的にオススメになります。
超音波洗浄機を使って洗う
- 洗浄力 ★★★★★(星5)
- 手軽さ ★★★★☆(星4)
- 1回あたりの量 ★★☆☆☆(星2)
- STEP1超音波洗浄機に水と適量の中性洗剤を入れる
- STEP2パーツを超音波洗浄機に入れて、2~3分程度の洗浄を行う
- STEP3超音波洗浄したパーツを水道水で流す
超音波洗浄機を使って洗う方法になります。「洗浄力」「手軽さ」共に評価は高いですが、「1回あたりの量」はそれほど多く洗浄できないため、総合評価はまずまずといったところ。
超音波洗浄機を使うメリットは、他とは異なる洗浄の仕組みにあります。
その仕組みは超音波によって無数の気泡が発生させ、その気泡が破裂するときの衝撃で汚れを剥がし落とすというものです。
例えば、「ずっと飾っていてホコリがたまったパーツ」のように、歯ブラシを使ってきれいにしたいときなどに、超音波洗浄機は真価を発揮します。
一方で、家庭用の超音波洗浄機は1度に洗える量が少ないです。
また、超音波洗浄機が自体が割と高価く、費用がかかってしまうのも難点でしょう。
そのため、レゴ以外にも洗浄するもの(メガネや歯ブラシなどの洗浄など)がある場合にのみ、購入するのが良いかと思います。
私の場合はメガネを超音波洗浄するついでに、レゴパーツも洗浄しています。
そして、もし超音波洗浄機を購入する場合は、詐欺商品に注意しましょう。
めちゃくちゃ安い超音波洗浄機を時々見かけますが、モーターで振動させている偽物の時があります。
なので、私が使っているきちんとした超音波洗浄機を載せておきます。
ちなみにメガネを洗浄するとめちゃくちゃキレイになりますよ(笑)
除菌シートで拭く
- 洗浄力 ★★☆☆☆(星2)
- 手軽さ ★★★★★(星5)
- 1回あたりの量 ★☆☆☆☆(星1)
- STEP1市販の除菌シートを用意する
- STEP2パーツを拭く
除菌シートでパーツを拭くという方法で、準備は除菌シートを用意するだけです。
このように準備が非常に楽なため、「手軽さ」に5点をつけています。
その反面、レゴのポッチの間などの細かいところを綺麗にするのは苦手ですし、パーツを1つずつ拭く必要があります。なので、「洗浄力」と「1回あたりの量」は低い評価となります。
パーツな汚れがちょっと気になった時に使うくらいがちょうど良いでしょう。
ぬるま湯&中性洗剤で洗う
- 洗浄力 ★★★★☆☆(星3)
- 手軽さ ★☆☆☆☆(星1)
- 1回あたりの量 ★★★★☆(星4)
- STEP1ぬるま湯(40℃以下)を用意する
- STEP2用意したぬるま湯に適量の中性洗剤を入れる
- STEP3ぬるま湯の中にパーツを入れ、柔らかい布またはスポンジでパーツを手洗いする
- STEP4洗浄したパーツを水道水で流す
参考:レゴ®ブロックのお手入れ
レゴ公式から案内されているお手入れ方法です。
「洗浄力」や「1回あたりの量」については申し分ないですが、「手軽さ」についてはイマイチでしょう。
というのもこの方法だと、「最後に水で洗い流す」という面倒な工程が入りますし、「ぬるま湯を用意する」という準備も発生します。
なので、「手軽さ」はかなり劣ってしまいます。
またデメリットとして、泡立つ点が挙げられます。泡立つことで、「泡が腕についてしまって鬱陶しい」「泡でバケツの底のパーツが見えない」などが起こります。
地味なデメリットですが、意外と気になる点です。
レゴパーツを洗う頻度は?
毎日使っているのであれば、理想は1ヶ月に1回、少なくとも半年に1回はしっかりと洗ってあげるのが良いでしょう。
とはいえ、なかなか定期的に洗うのも難しいでしょう。なので、「気が向いたときに洗う」で十分です。
洗い方は上で紹介した哺乳瓶の洗浄液を使う方法で、しっかりと洗ってあげるのが良いと言えるでしょう。
まとめ
今回はレゴの洗い方について、ご紹介させていただきました。
『哺乳瓶の除菌液にひたす』方法は、「洗浄力」「手軽さ」「1回あたりの量」、いずれの点数も高く、またデメリットがないのが特徴です。
あらゆる洗い方がある中で、最もオススメできる方法になります。ぜひお試しください。
この他にも『子ども × レゴ』に関して有益な情報を発信しておりますので、どうぞお楽しみください。