どうも、ケタノです!
はじめしゃちょーの動画の中に『10才の少年がレゴでオレの3億円の家を作ったらしいwwwwww』というのがあります。みなさんはご覧になりましたか?
内容としては、こちらは10歳の少年(コウタくん)が はじめしゃちょーの3億円の豪邸をレゴで再現したものを紹介しているものになります(動画はこちら)
あの動画を見た方の中にはこんな疑問をお持ちになった方がいるかと思います
「はじめしゃちょーのレゴの家を作った子すごい!でも具体的にどう凄いの?」
「あの子は凄いけど、うちの子は身につけられるの?」
そんな疑問にお答えいたします。
私は前職でレゴを使った大手のロボットプログラミング教室の先生を5年以上勤めておりました。
300人以上のお子様と関わってきました経験から、お答えさせていただきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
少年(コウタくん)が持つ凄い2つ能力
あのような素敵な作品を作るためには様々な能力が必要です。
その中でもコウタくんの凄さとして、今回取り上げたいのが『想像力』と『表現力』の2つです。
それぞれ解説していきます。
無いものを補う『想像力』
まずは3億円の家を表現する上で欠かすことができないのが、家の中身に関する情報です。
「どの階にどんな部屋があるのか?」「部屋には何が置かれているのか?」など、もちろんコウタくんは3億円の豪邸に入ったことはないので、家の構造を知るためには情報をかき集める必要があります。
推測になりますが、おそらくメインの情報源となったのは、はじめしゃちょーの動画の中にある『誰だよゲームの世界でオレの3億円の家作ったヤツwwwww』でしょう。
これで、おおまかな家の構造を知ることができます。
ただし、これだけでは家の構造をなんなく把握することはできても、細かいところまではわかりません。なので他にもたくさんの動画を見て、それぞれの動画から必要な情報を集めたのだと思います。
今度はこの断片的に集めた情報は整合性をもってつなぎ合わせる必要がありますが、このつなぎ合わせていくと「あれ?ここってどうなっているんだろう?」という疑問が出てきたはずです。
この足りない情報を補うために必要となるのが『想像力』です。
それを顕著に表しているのが金庫の部屋です。(動画の9:55あたり)
きっとコウタくんがはじめしゃちょーの家を作る上で、集めた情報では足りず、よくわからない謎の部屋が生まれたのだと思います。
そこをどうしようかと考えた際に、はじめしゃちょーを表す「お金持ち」という要素を活かして金庫の部屋がうまれたのでしょう。
これは、はじめしゃちょー のキャラクターを上手く活用して補った素晴らしい想像力だと思います。
相手に伝える『表現力』
『表現力』とまとめてしまいましたが、もう少し細分化すると『特徴を捉える力』と『相手に伝える技術』の2つに分けらると考えています。
表現力:(特徴を捉える力)
レゴで何かを表現しようとするときの難しさの一つに、単純な縮尺で作れないというところにあります。
例えば3億円の家のレゴのキッチンには、コーラがありました。(動画の9:00あたり)
これって普通のキッチンの大きさで考えれば、レゴで表現したコーラは明らかに大き過ぎます。
でも、そこにあるコーラに違和感はなく、むしろ はじめしゃちょーのキッチンというのをわかりやすく表現できています。
ピチューの棚もそうです。他にも棚があるなか、ピチューが埋め尽くされた棚をピックアップし上手く表現しました。(動画の10:20あたり)
いずれも はじめしゃちょー の家の特徴をしっかりとらえていると言えます。
これが表現力の中の『特徴を捉える力』になります。
表現力(相手に伝える技術)
さらにピチューの棚をよく見ると、黄色の薄いレゴパーツをくっつけただけです。
これでピチューの棚を表現したのは素晴らしいと思います。
少し話は横道にそれますが、下の図を見てください。
上段側は真ん中の文字が「B」に見えて、下段はの文字は「13」に見えないでしょうか。
図の「B」も「13」いずれも同じ形なのに、前後に並ぶ文字が違うだけで人間は違うものと認識できます。
まさに、ピチューの棚も全く同じで、ただ黄色の薄いレゴパーツだけではピチューの棚にはなりません。
ところがコウタくんが作った はじめしゃちょーのレゴの家 では、あれがピチューの棚になるのです。
これはあのレゴの家において、お互いのパーツが絶妙なバランスで干渉しあってるからこそ成り立つのです。
それを踏まえて、動画冒頭にコウタくんがプレゼントした『ミニはじめしゃちょーのお家』をみてください。(動画の2:05あたり)
あれだけ少ないパーツでも、きちんと はじめしゃちょー の3億年の豪邸の特徴を捉えて、相手に伝えることができているのは、素晴らしい『表現力』といえるのではないでしょうか。
『想像力』と『表現力』はレゴで鍛えられるのか?
はじめしゃちょーの豪邸をレゴで製作したコウタくんの素晴らしい『想像力』と『表現力』について解説しましたが、今度はこれをレゴで身につけられるのかという疑問です。
結論から言ってしまうと答えは「YES」です。
ただし、誤解しないで頂きたいのは、レゴをやっていればコウタ君のような作品が誰でも作れるようになるというわけではありません。
コウタ君のような作品を作れるようになるためには『表現力』や『想像力』以外の力も必要になりますし、さらにそれらの能力を上手く統合する力も必要になります。
ただ、冒頭でも申し上げた通り、『表現力』と『想像力』はもちろんレゴで鍛えられます。
『表現力』は組立図を見ながら何かを作ることで身に付きますし、『想像力』はレゴでオリジナルのものを作ったり、遊んだりすることで身に付きます。
この辺りのことについては、また後日詳しく解説しようと思います。
まとめ
はじめしゃちょーの3億円の家をレゴで製作した少年コウタくんの凄さの秘訣は素晴らしい『想像力』と『表現力』だと思います。
誰でもコウタ君のような作品を作れるわけではないですが、レゴをやることで『想像力』と『表現力』は鍛えていくことができます。
もし、これからレゴをお子様に買ってあげようと考えているのであれば、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
なお、余談にはなりますが、最後の方にはじめしゃちょーが「どうやってヤシの木作るん?」と言っていましたが、コウタくんの作り方と違うもので良ければ、レゴキットで作れます。
この他にもレゴ(LEGO)に関して有益な情報を発信していきたいと思いますので、どうぞお楽しみにしててください。
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